ーアンテナ工事に関わる主な資格5選と保有するメリットを紹介ー

「アンテナ工事するのに資格は必要なの？」
「アンテナ工事に関わる資格にはどのようなものがあるの？」

アンテナ工事を行う際に、アンテナ工事士や電気工事士などの資格は必要なのかと疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

 

アンテナ工事に関わる主な資格は、以下の5つです。

 

①アンテナ工事士
②電気工事士
③CATV技術者
④工事担任者
⑤電気通信工事施工管理技士

 

この記事では、アンテナ工事に関わる主な5つの資格と保有するメリットについて紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。

 

アンテナ工事に資格は必要なの？

アンテナ工事を行う際に、アンテナ工事士や電気工事士などの資格は必要ありません。

ただし、資格を要する場合もあります。

 

【テレビアンテナを設置する際に資格が必要なケース】
・ケーブルの加工と接続をする
・アンテナ端子の変更や加工をする

 

テレビアンテナ自体やブースターの設置、ケーブルの接続などは資格は不要ですが、ケーブルやアンテナ端子を加工する場合は資格が必要になります。

 

基本的にアンテナ工事に資格は求められませんが、知識と技術を要するケースが多いため素人が作業するのはリスクが大きいでしょう。
専門業者や資格保有者に依頼するのがおすすめです。

 

アンテナ工事に関わる主な資格5選

アンテナ工事に関わる主な資格は、以下の5つです。

①アンテナ工事士
②電気工事士
③CATV技術者
④工事担任者
⑤電気通信工事施工管理技士

 

それぞれについて詳しく説明します。

 

①アンテナ工事士

アンテナ工事士は、地上波デジタル放送受信、BS・CS衛星放送受信、FM放送受信などのアンテナ工事に特化した資格になります。

 

一般社団法人アンテナ技術保証協会が運営、管理をしている資格制度で、アンテナ工事における専門的な知識や経験、高い技術を提供できる人に与えられる資格です。

 

第一級アンテナ工事士と第二級アンテナ工事士があり、第一級アンテナ工事士は第二級アンテナ工事士の資格を保有したうえで、アンテナ工事会社で5年の実務経験をしている人が受験可能です。

 

②電気工事士

電気工事士は、電気設備の工事や取り扱いに必要な国家資格です。

 

第一種電気工事士と第二種電気工事士に分類されており、試験は一般財団法人電気技術者試験センターが行っています。

電気設備の工事や保守、点検、運用に携わり、安全な取り扱いをするために必要です。

 

電気工事士法により原則、電気工事士の取得者以外は、一般用電気工作物および500kW未満の自家用電気工作物の工事に従事することはできません。

 

③CATV技術者

CATV技術者は、ケーブルテレビ（CATV）設備の設置から維持管理・運用に必要な専門知識を備えた技術者です。

日本CATV技術協会が主催する認定試験に合格することで取得できます。

 

新しい資格制度では、エキスパート資格を廃止して、「CATV総合監理技術者」「第1級CATV技術者」「第2級CATV技術者」の3つに集約されました。

 

④工事担任者

工事担任者は、インターネット回線やCATVの通信回線に接続する端末設備、通信設備の工事などを監督をする際に必要となる国家資格です。

 

ネットワーク関連の工事には必要不可欠な資格であり、試験は一般財団法人日本データ通信協会が実施しています。

工事担任者資格は、「第1級アナログ通信」「第2級アナログ通信」「第1級デジタル通信」「第2級デジタル通信」「総合通信」の5つがあります。

 

⑤電気通信工事施工管理技士

電気通信工事施工管理技士は、2019年（令和元年）から新設された施工管理の国家資格です。

 

工事の施工計画を作成、現場での工程管理・品質管理・安全管理などを行うために必要になります。
また、有線・無線電気通信設備、ネットワーク・情報設備など電気通信設備工事に関わる技術者に需要があります。

 

資格は「1級電気通信工事施工管理技士」「2級電気通信工事施工管理技士」の2つ。
試験を管轄しているのは、一般財団法人全国建設研修センターです。

 

アンテナ工事に関わる資格保有のメリットとは？

アンテナ工事に関わる資格を持つメリットは、以下のとおりです。

 

・アンテナ工事に関する技術と知識が認められる
・お客さまが業者を選ぶ基準になる
・お客さまから安心と信頼感を得られる
・信頼度が高まる
・資格が必要な業務の幅が広がる
・仕事に対する自信になる

 

仕事には資格を要する業務も存在するため、資格を保有しているに越したことはありません。
アンテナ工事に関わる資格を持っていることは、お客さまの視点に立てば業者を選ぶ基準の1つになります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

この記事では、アンテナ工事に関わる主な5つの資格と保有するメリットについて紹介しました。

 

【アンテナ工事に関わる主な資格】

①アンテナ工事士
②電気工事士
③CATV技術者
④工事担任者
⑤電気通信工事施工管理技士

 

【アンテナ工事に関わる資格を持つメリット】

・アンテナ工事に関する技術と知識が認められる
・お客さまが業者を選ぶ基準になる
・お客さまから安心と信頼感を得られる
・信頼度が高まる
・資格が必要な業務の幅が広がる
・仕事に対する自信になる

 

アンテナ工事を自分で行うのは、不安やリスクが伴い、失敗したら全て自己責任です。

 

業者であれば施工に必要な道具が揃っており、資格が必要な工事も行えるため、工事中の危険や設置後の不良も発生しにくいので安心です。

もしアンテナ工事で困ったら、経験豊富なプロの業者へ依頼しましょう。