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ーエアコン工事でのエアコン室外機の設置場所と設置方法ー


新たにエアコンを設置する場合、室外機の設置場所をどこにするか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

エアコンの室外機は設置場所に条件があり、設置する環境によって設置方法も変わります。

 

今回は、エアコン工事の際のエアコン室外機の設置場所と設置方法をご紹介します。

 

 

エアコン室外機の設置場所の条件

 

エアコン工事では、エアコンの性能を発揮させるために、一定の条件を満たした場所に室外機を設置する必要があります。

エアコン室外機の設置場所の最低条件は以下の5つです。

 

 

1.室内機との距離が近い場所

 

室外機の設置場所は室内機に近い場所が望ましいです。

室外機と室内機をつなぐ配管が長いと、冷房の場合、室外機で作った冷たい空気を配管を通して室内機に送っている間に温まってしまい、エアコンの効率が悪くなってしまいます。

 

室内機と室外機が標準よりも離れる場合は、配管の延長やフロンガスの追加充填が必要となり、追加料金が発生する可能性があります。できるだけ室内機と室外機は近くに設置するようにしましょう。

 

 

2.室外機を水平に設置できる場所

 

エアコン室外機のファンは、空気を循環させるために常に回転しており、振動が起こります。

室外機が水平の状態になっていないと、中のファンが正常に回転できず、振動が大きくなる可能性があります。

振動が大きくなると建物に伝わり、体調不良を引き起こす原因となりますので、エアコン工事の際は室外機を水平で地盤がしっかりとした場所に設置することが必要です。

 

 

3.直射日光と雨が直接当たりにくい場所

 

エアコン室外機は直射日光と雨が当たりにくい場所に設置します。

直射日光はエアコン室外機内部の温度が上昇しエアコン効率が悪くなるだけでなく、熱交換器に大きな負荷がかかり故障の原因となります。

直射日光が当たる場所に設置する場合は、室外機カバーなどで対策を行っておくと安心です。

 

また、エアコン室外機は耐水性はあるものの、長時間雨にあたると錆びてしまい故障につながる可能性があります。できるだけ軒下など雨が当たらない場所に置くことでエアコンを長く使用できます。

 

 

4.通気性が良い場所

 

エアコンの室外機は、背面から空気を取り込んで熱交換器を通し、正面から空気を吐き出します。

エアコンを効率よく運転させるためには、室外機の周辺に通気できるスペースを確保することが大切です。

通風路を確保するために3方向は開放になるように設置します。

具体的には前面20cm以上、背面5cm以上、左側10cm以上、右側30cm以上を確保します。

 

 

5.作業が容易な場所

 

エアコン工事は1回限りではありません。

エアコンの交換や引っ越し、故障による点検や修理を行うことも考えて、エアコン室外機は作業しやすく安全性を確保できる場所に設置することも大切です。

 

 

室外機の設置場所と設置方法

 

エアコンの室外機は基本的に地面やベランダに直置きします。しかし、設置場所の条件によって設置方法を変更する場合があります。

室外機の主な設置場所と設置方法は以下の通りです。

 

 

直置き

 

エアコン工事で最も一般的な方法で、庭やベランダの地面に設置する方法です。

スペースが確保できれば直置きを選択します。

 

室外機の設置では、直置きのみが標準工事となり、次にご紹介するそのほかの設置方法は特殊設置工事となります。

 

 

立ち下ろし

 

立ち下ろしは上層階にエアコンを取り付ける際に、ベランダなどがなく室外機を置く場所がない場合に、1階まで配管を伸ばして設置すると方法です。

 

標準工事の配管は4mです。しかし、立ちおろしの場合は配管が7~8m必要です。

そのため、エアコン工事に追加料金が発生します。

 

 

屋根置き

 

おもに戸建て住宅の2階にエアコンを取り付ける場合に採用される方法で、下の階の屋根に専用金具を取り付け、その上に室外機を設置します。

 

ベランダがなくても設置が可能ですが、室外機が雨にさらされ、直射日光も受けやすいため、室外機の故障リスクが高く、電気の消耗が激しいというデメリットがあります。

 

 

天井吊り下げ

 

おもに集合住宅でよく見られる設置方法で、ベランダのスペースが少ない場合、ベランダの天井に台を吊り下げ、その上に室外機を置く方法です。

 

通気性が良い点がメリットですが、直射日光が当たりやすいというデメリットもあります。

 

 

壁面

 

外壁に台を取り付け、その上に室外機を設置する方法です。

ベランダがない場合などに採用しますが、設置作業が危険というデメリットがあります。

また、エアコン工事の際に足場が必要なケースがあり、設置費用が高額になる場合があります。

 

 

2段置き

 

2台の室外機を棚に収めるように上下重ねて設置する方法です。

室外機を2段重ねる分、省スペースを実現できます。

 

 

マンションの室外機設置の注意点

 

マンションなどの共同住宅では、建築基準法により廊下の幅員は120cm以上と定められています。

また、消防法では避難経路確保の観点から私物を置くことは禁止です。

 

ただし、室外機は例外として設置が認められています。

マンションでも廊下に室外機を設置するスペースを確保していることも多く、マンションの規約でも消防法に定められた避難経路として通路を常に65cm以上確保できる範囲であれば設置を許可しているケースが多いです。

 

集合住宅のベランダには避難ハッチという避難器具があり、収納されているはしごで下の階に避難できるようになっています。

避難はしごが伸張する降下空間には物を置くことは禁止されており、この場所の近くにエアコン室外機は設置できません。

 

具体的に非常用避難ハッチの端面から0.6m以内の空間を確保する必要があります。

そのため、エアコン工事の際は室外機の天井吊り下げでの設置を検討することになります。

 

 

室外機の設置場所で悩んだ場合は業者に相談

 

エアコン工事の際の室外機の設置場所と設置方法についてご紹介しました。

スペースが十分ある場合は特に問題ありません。スペースがない場合は場所に合わせた設置方法を選択することになります。

 

エアコン室外機を設置するスペースがない場合は、電気工事業者に事前にエアコン工事の現地調査と見積もりを依頼しましょう。

急な追加工事の発生を防げるだけでなく、相見積もりにより満足の行くエアコン工事を選びやすくなるため安心です。

 

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